自分、解体深書。(仮

という(仮なEi's diary。

都市の自然体って何だろう・・・

巷で綺麗だとか、フォトジェニックだとか言われる写真てのは、

ある程度の知識と技量が得られれば撮れる写真な様な気がしてて、

どうも私には関心が無くなってる。

 それよか、都市の、全体で一つの生命体のような、大きなウネリみたいなモノに興味があるようだ。

 一切共通点の無いような、今後もう一切出会わないかもしれない人々が擦れ違い、人々の欲求などが交錯している。大都市に一人、紛れ込むと自分の意思とは全く関係もなしに様々な情報、人、意思、欲望が溢れていて、それが、暴力的ともいえる位に自分の中に入り込んでくる。

 自分が何を思おうが、都市は今も動いているし、勝手に進化し続けている。都市という大きなうねりの中で考えてしまうと、人一人の考えなんて、蟻んこの脳みそのごときなんだろうけど、その人の考えの及ばないような、その都市の生命体の一端を解剖してみたいと常々思ってしまう。

 特に、この都市がうごめいているという証というか、自分がこんなにも堕落した生活を送っているのに、何故にこんなにも都市が動き続けるのか、何故こんなにも活動的なのか、その一端が知りたいのだと思う。

 都市がうごめく血管、心臓、ヘモグロビン、取り入れる食物、食道、胃、内臓、骨、筋肉、それらに値するものを解剖して往ったら、どうなってしまうのか、その一端を知りたいのかと思う。

 人々が、化粧や服、パーツで着飾り、ペルソナのごとき仮面を被ってあるキャラを演じているように、都市の表層を剥ぎ取り、その着飾らない、自然な姿、表情を何がしかの方法で引き出せたら成功なんではないのだろうか・・・